Prof コラム2025.12.05
【活動報告】地域の方へ癒やしを。「ハンドケア」を通じた社会貢献活動を報告しました。
武庫川女子大学 社会連携推進センターが主催する「第10回 地域連携協議会」に参加し、活動報告を行いました。この協議会は、研究室などが大学を飛び出し、地域社会と連携して行っている活動を共有し、さらなる発展を目指す場です。(※今年度の全報告内容は、コチラからご覧いただけます)
■ 学生有志による「ハンドケア」の実践
私からは、皮膚科学研究室(皮膚研)の有志学生が中心となって取り組んでいる「ハンドケア活動」について報告しました。
発表タイトル:
浜甲子園ヘルスケアプロジェクト「健やか街づくり」
~武庫女オリジナル化粧品MUKOismを用いてのハンドケアを中心に~
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武庫川女子大学 薬学部では、地域住民の皆様の健康をサポートするため、月に2回「お薬相談会(無料)」を薬学部内で実施しています。今回はそのスペシャル版として、浜甲子園キャンパスの目の前にあるUR住宅「浜甲子園なぎさ街」の集会所をお借りし、「健康イベント」を開催しました。お薬相談会だけではなく、体力測定や脳 私たちはその一環として、武庫女オリジナルの化粧品「MUKOism」を使用したハンドケア体験を行いました。

■ 地域の方々との温かい交流
当日は約30名の地域住民の方にご参加いただき、癒やしのひとときを提供することができました。 参加者の皆様からは、「とても気持ちよかった」「おしゃべりしながらケアしてもらえて楽しい時間だった」といった嬉しいお言葉をたくさん頂戴しました。
■ 「気持ちいい」を科学する~今後の展望~
ハンドケアには、手の温度上昇やストレスホルモンの減少といった効果があることが知られています。しかし、まずは何よりも参加者の皆様に「楽しかった!」「気持ちよかった!」と笑顔になっていただくことが一番大切だと実感しています。
今後は、この活動を継続しながら、ハンドケアの効果を科学的に検証すること(唾液中のホルモン値測定、血圧、皮膚温、AIによる感情分析など)にも挑戦したいと考えています。 「癒やし」と「科学」の両面から、地域社会に貢献できるよう活動を続けていきます。
協議会に参加された自治体様などから、
「ぜひ、うちの自治体でも開催してほしい」、
「もっとPRすれば大学全体のPRになるのでは」、
「是非研究としても発展させて欲しい」、
「ハンドケアの”社会課題への対応”がもう少しはっきりすれば、取組みの方向性がはっきりするのでは」、
などの貴重なご意見をいただくことができました。
活動に反映させていきたいと考えています!
(仁木)

