ラボダイアリー2025.12.22
【活動報告】「失敗」から学ぶのが研究の醍醐味!中学生が美白化粧品の実験に挑戦
2週にわたり、近隣の仁川学院中学校から14名の3年生の皆さんが研究室体験に来てくれました!
今回のテーマは「市販美白化粧品の効果を科学する」。 高校生物で習う「酵素」の働きに着目し、実際に販売されている化粧品がどのようにシミの原因(メラニン)を抑えるのか、そのメカニズムを実験で検証しました。
実験:酵素の働きをグラフにする
まずは座学で「なぜ肌は日焼けするのか?」というメカニズムや「酵素」についての基本を学び、研究の必需品「マイクロピペット」の操作を練習。 皆さん、すぐにスムーズに操作できるようになっていました。そして、いざ本番!4種類の市販化粧品を使って、美白有効成分が酵素(チロシナーゼ)の働きをどれくらい邪魔できる(阻害できる)かを調べました。
実は1週目の実験では、酵素がうまく働かず、結果がはっきり出ないというハプニングが発生…。 酵素は生ものですので時々こういったことが起こってしまいます。時間が許せば生徒さんにやり直し実験をしてもらいたかったのですが、 「なぜうまくいかなかったのか?」をお伝えして、条件を見直して我々の方で再実験を行い、きれいなデータを得ることができました。
考察:結果だけでなく「背景」を考える
生徒さんたちは、1回目の「失敗したデータ」と2回目の「成功したデータ」も見比べてグラフを作成。
「美白剤にはいろいろな種類があり、今回の実験系だけでは評価しきれない成分もある」という、非常に鋭い考察を発表してくれました。ただ実験書通りにやるだけでなく、うまくいかない過程も含めて考察する姿勢は、すでに立派な研究者でした。
研究室見学とフリートーク
実験の後は、研究室ツアーへ。 普段は見られない実験機器や、顕微鏡で見る「生きている細胞」に、みんな興味津々!DNAを増幅できるPCRについて詳しく質問してくれた生徒さんもいました。
最後の質疑応答では、進路やキャリアについての真剣な質問から、「ホクロとシミは違うものですか?」「おすすめのスキンケアは?」といった身近な疑問まで飛び交い、大盛り上がりでした。
中学生の皆さんのフレッシュな反応に、私たちも刺激をもらった2日間でした。 高校生の皆さんも、大学ではこんなふうに「答えのない問い」に挑むワクワクする毎日が待っています。オープンキャンパスでも「市販美白化粧品の効果を目で見て確認できる実験」が体験できます!ぜひオープンキャンパスなどで研究室に遊びに来てください!(仁木)

