ラボダイアリー2026.10.10
【発表報告】第76回薬学会関西支部会で発表を行いました。
2026年10月10日に京都薬科大学で開催された第76回薬学会関西支部会で、研究室から2演題のポスター発表を行いました。どちらも身近な素材や伝統的な化粧品を、科学的な手法で評価する研究です。
発表内容
1. 丹波産レモンエゴマ精油のコスメシューティカル素材としての多面的機能性評価
丹波地域で栽培されたレモンエゴマ(Perilla citriodora)から得られる精油について、化粧品素材(コスメシューティカル素材)としての機能を多角的に評価しました。レモンエゴマはシソ科の植物で、精油に含まれる成分による抗酸化作用などが報告されており、そのポテンシャルを皮膚への効果という観点から検討しています。
2. 江戸時代の伝統化粧品の科学的検証―「都風俗化粧伝」処方に基づく洗顔料の再現―
江戸時代の化粧書「都風俗化粧伝」(1813年)に記された処方をもとに洗顔料を再現し、その特性を現代の科学的な手法で検証する研究です。伝統的な知恵が実際にどのような作用を持つのかを、データに基づいて明らかにすることを目指しています。
研究の意義
化粧品の歴史的な処方を現代の視点で検証することは、伝統的な知識の理解を深めるとともに、天然素材の機能を科学的に裏付ける取り組みにつながります。研究室では、こうした基礎研究の成果が社会に還元されることを大切にしており、今後も研究を進めていきます!
発表を終えて
学会の場では、他大学の先生方や学生、研究者の方々から多くの質問や助言をいただきました。
発表者にとっても、研究を外部の視点で見直す貴重な機会となりました。

