トピックス2022.11.23
バルセロナへの道 “The road to Barcelona”
先々月に閉幕したばかりのIFSCC(国際化粧品技術者会連盟)ロンドン大会の余韻がまだ残る中、来年2023年9月4日~7日にスペインで開催される33rd IFSCC バルセロナ大会 に向けてのカウントダウンは既に始まっています。
私自身、かつて発表者として、また日本代表理事として運営の裏方として長年IFSCC大会と関わってきましたが、いつもIFSCCは“せわしない”と感じます。IFSCC大会が終わったらすぐに次年度のIFSCC大会に向けての準備が始まります。発表する人は、まず英語の要旨(abstract)を作成し、年末ないし年が明けて早々に設定されている締切までに提出しなければなりません。そして、通常3月から5月の間に採択通知があり、その時点で自分の発表が口頭かポスターで当選したか、はたまた最悪は落選したかが判明します。当選した暁には今度はフルペーパー(これももちろん英語)を5月から7月の間に提出しないとなりません。本番(大会での発表)は通常9月か10月です。
IFSCCでの発表が終わったからといって終了ではありません。日本人の発表者は大会終了後に日本化粧品技術者会(SCCJ)の国内報告大会で今度は日本語で報告しないとなりません。因みに今年のロンドン大会の国内報告会は来週の12月1日~2日(木・金)に「タワーホール船堀」にて予定されています。一方で・・・来年のバルセロナ大会の要旨のスペイン協会への提出の締め切り日(延期の可能性はありますが)も同日の12月1日です。
このようにIFSCC大会で発表することは大変な名誉なのですが、参加を表明してから本番で成果を発表し、日本人であれば大会後の国内報告も含めるとほぼ丸一年間これに取り組むことになります。それがわかっていてもこの化粧品科学の祭典で発表を希望する研究者が後を絶たないのは、ここで発表することが業界の最先端を担っている証となることと、最終日のGala Partyのように他の学会では決して味わうことのできない独特の体験があること、そして何よりも今後の化粧品技術者としてのキャリアに役立つグローバルなネットワークを構築できる場であると認識されているからではないでしょうか。本ブログのロンドン大会の総括報告でも触れましたが、日本のIFSCC大会でのプレゼンスが質・量ともに低下していることに強い懸念を抱いています。トップの座への返り咲きを目指し、バルセロナ大会では是非反撃の狼煙を上げたいものです。(神田不二宏)
Super Early Bird | Early Bird | Standard | On-Site | |
VAT not included |
Until December 31st, 2022 |
Until |
Until July 31st, 2023 |
From August 1st, 2023 |
IFSCC Member | € 1,400 | € 1,550 | € 1,750 | € 2,000 |
Non-Member | € 1,600 | € 1,750 | € 2,000 | € 2,100 |
Academic | € 840 | € 920 | € 960 | € 1,300 |
Student | € 120 | € 130 | € 190 | € 250 |
Accompanying Person | € 560 | € 620 | € 700 | € 800 |