トピックス2023.08.16
8月の顔学オンラインサロン
『夏の夕べの顔学会員によるオンラインサロン』
8月の顔学オンラインサロン(8月8日)は、少し趣向を変え『夏の夕べの顔学会員によるオンラインサロン』と題して、会員の方に話題提供をしていただく企画でした。ご自身のお仕事あるいは趣味から発想された顔学への話題提供にご応募いただきました方の中から、今回は2名の方にお話ししていただきました。進行は企画担当理事の原島博先生(東大名誉教授、元顔学会会長)にお願いしました。
話題提供1:奈部川貴子さん(美容ジャーナリスト/ 鍼灸師・フェイシャルセラピスト)
奈部川さんは、美容ジャーナリストとしても活躍されている方で、鍼灸師の資格も取得され、ご自身の経験や研究から顔のリフレクソロジー、表情マッサージなど「若い顔」を維持するセルフケアについて、メディアや書籍を通してアドバイスされています。顔は内臓を写す鏡、顔ツボ反射区の地図フェイスマッピングや簡単なツボ押しレクチャーを交えながら、どのように顔と向きあっているのかを紹介いただきました。
話題提供2:金知栄(キム・ジヨン)さん(京都芸術大学・大学院・修士2年)
金さんは学生として取り組んでいる研究テーマ「絵本における群衆の表現」、制作テーマ「祭りを題材としたイラストレーション制作」についての思いと、2021年12月から2022年1月かけ、(韓国)ブサン警察庁で行われた自身の初個展(似顔展)について触れ、肖像画に関してご自身が持っている顔の表現の考え方を紹介してくれました。
お二人の話題は異なっていましたが、共に顔が感情や心、身体と繋がっていることを意識した東洋的な捉え方をされているように感じると、その共通点に進行の原島先生も興味深かったと締められていました。会員の方の様々な活動も分かり、今回も楽しいサロンとなりました。
次回9月の顔学オンラインサロンは9/12の20時より、10月14・15日に開催されるフォーラム顔学(日本顔学会大会@つくばカピオ)の見どころ、聴きどころ、さらにはフォーラムの方針に込めた人々の間の物理的・社会的なバリアを取り除くため、筑波大学人工知能研究室での研究についてもご紹介があります。皆様の参加をお待ちしています。
【顔学オンラインサロン(第50回)のお知らせ】
9月の顔学オンラインサロン(9月12日)は、その1ヶ月後に開催される『フォーラム顔学2023』の大会長・実行委員長の鈴木健嗣先生にお話いただきます。フォーラム参加を決めておられる方や未定の方、非会員の方にも、顔に関する情報技術を通じてさまざまなバリアを取り除く試み、研究がどのように展開されているのか、興味深いお話が伺えると思います。
【客員教授 菅沼 薫】
【日時など】
日時:2023年9月12日(火)20時から(1時間半程度を予定)
会場:Zoomというオンライン会議システムを用いておこないます。
【話題提供】
テーマ:人々のための顔 ―顔の技術と社会受容性
話題提供1:鈴木 健嗣(筑波大学システム情報系・教授)
趣旨:恒例のフォーラム顔学(日本顔学会大会)が来る10月14日・15日につくばカピオで開催されます。フォーラムの見どころ、聴きどころ、さらにはフォーラムの方針に込めた人々の間の物理的・社会的なバリアを取り除くため、筑波大学人工知能研究室での研究についてもご紹介します。