トピックス2023.09.16
「フォーラム顔学2023大会長からのメッセージ」
9月の顔学オンラインサロン(9月12日)は、10月に開催される『フォーラム顔学2023』(日本顔学会大会@つくばカピオ)の大会長・実行委員長の鈴木健嗣先生(筑波大学)にお話いただきました。
まず、フォーラム顔学2023についての説明がありました。今回のフォーラムの開催方針には、「人々の間の物理的・社会的なバリアを取り除くため」という、鈴木大会長の思いも込められているそうです。
特別講演には、顔認証技術の最先端研究者である今岡 仁先生(NECフェロー/日本電気株式会社)と、聴覚障害教育・心理、障害学生支援を研究されている石田 祐貴先生(筑波技術大学)にお願いしています。
一般研究発表では、大会初日10月14日(土)は、口頭発表が11題、ポスター発表が10題、2日目15日(日)は、口頭発表が12題、ポスター発表が9題と、2日間にわたり多くの顔に関する研究が発表されます。また、特別企画セッション、顔の作品展示や実演、企業展示、イブニングシンポジウムなどもあって、最新の顔研究に触れることができます。プログラムや開催概要はホームページに掲載されています。なお、参加申し込み締切は9月30日です。
そして、鈴木健嗣先生からサロンへの話題提供のメインテーマは、「人々のための顔―顔の技術と社会受容性」でした。そのなかで、日頃研究されている人工知能,拡張生体技術,サイバニクス,医療・福祉・介護支援ロボット,人支援ロボティクスなどについてご紹介いただきました。医療や支援の現場で人工知能をどう生かしていくのか、その模索と技術開発は困難なものですが、そのための工夫や技術、用具の開発など、様々な分野の方々と共同研究を行っているとお聴きして、ここまでされているのかと感動さえ覚えました。益々必要な分野ですから今後が楽しみで、さらに未来の研究に期待したいと思いました。
10月の顔学オンラインサロンは、10月14・15日のフォーラム顔学2023のためお休みとさせていただきます。次回は11月に第51回を開催します。内容が決まりましたらお知らせします。オンラインサロンもフォーラムも皆様の参加をお待ちしています。
話題提供の表紙と鈴木健嗣先生
顔のイラストは、画像生成AIによる「抽象的で明るく暖かみのある色合いで、2人の顔が鏡のように向き合っている様子で、優しい感じのイメージのイラスト」だそうです。
【顔学オンラインサロン(第51回)のお知らせ】
10月の顔学オンラインサロンは、フォーラム2023大会開催のためお休みします。
次回の第51回目は11月に開きます。話題提供など決まり次第お知らせします。
【日時など】
日時:2023年11月の1週目か2週目の火曜日の20時から(1時間半程度を予定)
会場:Zoomというオンライン会議システムを用いておこないます。
【話題提供】
決まり次第お知らせします。ご期待ください!
【客員教授 菅沼薫】