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トピックス2025.04.17

IFSCC2025カンヌ大会のぶったまげ情報!

本年915日~18日にフランスのカンヌで開催されるIFSCC Congress 2025。アブストラクトを提出された方は、今月上旬に採択結果が届き、4月末のフルペーパー提出に向けて頑張っておられることと思います。これから開催までいろいろ情報もでてきますので、我々IFSCCフェローから不定期にIFSCCカンヌ大会の情報をお届けしたいと思います。

まず今日はカンヌ大会のぶったまげ情報を2つ!

まず最初はアブストラクト受付数!なっなっなっなんと!前代未聞の1,167報!!!だそうです。流石フランス開催です。例年、口頭発表とポスターで合わせて500報くらいしか発表できないことを考えると、今年特別にポスター発表を増やすとしても会場の広さには限界もあるので、結構多くの研究がリジェクトされたのではないかと思います。

それから、もうひとつのぶったまげ情報は、先日の業界の会議で皆様がおっしゃっていたのですが、どうやら日本人の口頭発表採択が極度に少ないような感じです。例年多くても80報程度ある口頭発表ですが、これまで日本からは10報近い研究は口頭発表に選ばれていたのですが、どうも今年は数報に留まるのではないかという噂です。この一因になっているのでは?と我々が思っていることは、フランス協会が定めたテーマに日本の発表内容が合っていないのではないかということです。フランス協会が定めた今年のテーマは“Future is Science”で、アブストラクト提出の際に付与するように定められた限られたキーワードからは、本気で「化粧品の未来」を議論したいという意欲が読み取れました。たぶん日本の研究には「未来」を見据えた研究が少なかったのではないかと推察しています。夏頃にはプログラムが公開されるので、どういうテーマが口頭発表になったかを知るのが今から楽しみです。プログラムが発表されたらまた考察しますのでお楽しみに。(IFSCCフェロー 南野美紀・神田不二宏)

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