トピックス2025.11.08
日本顔学会大会フォーラム顔学2025が盛大に開催されました!
11月1日2日の土・日に、早稲田大学国際会議場井深ホールで、第30回日本顔学会大会フォーラム顔学2025(大会長:早大森島繁生教授)が開催されました。本日は、4月まで客員教授を務めておられた菅沼薫先生に、フォーラム顔学の内容について寄稿していただきました。
**************菅沼先生からのご報告****************
大会テーマは「顔学の新地平」。2日間の発表数は、口頭28題、ポスター25題、デモ展示5件、スポンサー展示6社、250名を超える参加者が集まり、両日ともに大いに盛り上がりました。
今年は日本顔学会創立30周年ということで、春には記念シンポジウムが開催されました。今回の大会も同じ会場で行われ、顔に関する様々な分野(表儒認知・認識、美容、医療・診断支援、印象評価、文化・創造)からの興味深い研究が発表されました。また、特別講演2題、パネルディスカッションもあり、最先端の画像生成に関わる著名な方々が登壇されました。
特別講演1は金出武雄先生((カーネギーメロン大学・創始者記念全学教授)による「顔画像処理夜明けの時代から現在を観る」と題して、デジタル技術の創始から最新技術まで、そして若き研究者への提言など、軽快な語り口で楽しく、ためになるお話をしていただきました。
特別講演2は、最先端の生成的AIモデルやインターネットスケールの大規模基盤モデルなどを使ったデジタルヒューマン合成研究で有名な長野光希先生(NVIDIA)が、アメリカからWEB講演してくださいました。タイムラグもなく画像や映像を見ることが出来、最新の画像生成の凄さに圧倒され、デジタル技術の進化を感じる素晴らしい講演でした。
大会終了時には、全発表から選ばれた受賞者が発表されました。詳しい内容は、フォーラム顔学2025のホームページをご覧ください。https://www2.jface.jp/forum2025/
来年2026大会は9/12-13、金沢工業大学渡邊伸行大会長の基で、金沢で開催されます。是非ご参加ください。(元 客員教授 菅沼薫)
****************************************
日本顔学会は、顔にかかわる研究やお仕事をしている方の集まりで、ユニークかつ刺激的な学会です。今年のフォーラム顔学2025も、幅広い分野の興味深い内容が盛りだくさんでした。ので、続報もお楽しみに!(南野美紀)