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トピックス2026.02.11

今どき、男子高校生の美容意識とは? その⑤ 

★5人に1人が『洗顔料の使い分け』、肌の声を聴く洗顔男子急増中!!
圧倒的多数は「使い分けない」派ですが、注目すべきは「使い分け派」の内訳です。           女子は「肌の状態(18.4%)」や「朝夜(15.8%)」など、ルーティンの中で賢く使い分ける傾向が強い一方、男子も約5人に1人近くが「使い分け」を実践しています。

 

 

 

 

 

 

特筆すべきは、男子の使い分け理由のトップが「その日の肌調子や気分で使い分ける(8.6%)」という点です。「浴室と洗面所(3.5%)」という場所にあるものを使う利便性よりも、自分の肌と対話して洗顔料を選ぶという一歩進んだスキンケア意識の高さがうかがえます。質的なこだわりを持つ男子が着実に増えていることが、この数字から伺えます。

★洗顔料を使い分ける男子は、スキンケア全体の実践率が高い
男子高校生の洗顔習慣を調べると、さらに興味深い傾向が見えてきました。それは、洗顔料を2種類以上使い分けている男子は、スキンケア全体の実践率が高いという点です。洗顔は男子の美容習慣の入口と言われますが、使い分けをしている層では、その入口からさらに次のステップへ進んでいる様子がうかがえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

① 洗顔料の使い分けが「美容行動を広げている」
洗顔料を1種類だけ使っている男子と比べると、使い分け男子は保湿ケアの割合が高くなっています。 
洗顔を丁寧にする男子ほど、肌を整える意識が高いという流れが考えられます。洗顔で「肌が変わる」という実感を得ると、次に「乾燥を防ぎたい」「もっと調子を良くしたい」という気持ちが生まれやすいのかもしれません。
                  (使い分けない男子 → 使い分け男子)
化粧水使用    :40.8% → 53.2% :+12.44pt
・乳液・クリーム使用:20.9% → 34.0% :+13.1pt
・美容液      :    9.7% → 23.4% :+13.7pt

② 注目すべきは、ニキビや紫外線といった「悩み対策型ケア」の伸び
使い分け男子は、単なる清潔習慣にとどまらず、肌トラブルを予防する“対策型”の行動に進んでいることが分かります。男子高校生は皮脂分泌が多く、ニキビに悩む人も多いため洗顔をきっかけに、より具体的なケアに関心が広がっている可能性があります。

・ニキビケア    :29.6% → 53.2% :+24.4pt
・日焼け止め    :22.3% → 46.8% :+24.5pt

③ 最も印象的なのは「リップケア」
使い分け男子のリップケアは、使い分けない男子の約4.3倍という大きな差が出ています。リップケアは「肌荒れ対策」というより、身だしなみや清潔感の領域です。つまり使い分け男子は、顔だけでなく、見た目全体を整える意識が高い層と考えられます。洗顔料の使い分けは、美容意識の高さを示す一つのサインになっているのかもしれません。
・リップケア    : 4.0% → 17.0% :4.3倍上昇

★洗顔料を使い分ける男子は「洗顔料を使った効果実感が大きい」
さらに興味深いのは、洗顔料を使い分けている男子は、スキンケア行動が広がっているだけでなく、洗顔そのものの効果をより強く実感している点です。実感効果を比較すると、差がはっきりしています。

 

 

 

 

 

 

① 「スッキリ感・皮脂ケアの実感」が大幅にアップ
洗顔料を使い分けることで、「汚れが落ちた」「肌が軽くなった」という体感が強まっていることが分かります。男子高校生は皮脂分泌が多い年代だからこそ、この“爽快感”は洗顔習慣の大きなモチベーションになりそうです。

       (使い分けない男子 → 使い分け男子)
・スッキリ感がある :62.6% → 74.5%
・脂っぽさがなくなる:57.8% → 72.3%

② 「乾燥対策まで実感」が広がっている
意外だったのは、さっぱり感だけでなく「カサつきがなくなる」という実感も増えている点です。洗顔料の使い分けは、単なる皮脂対策だけでなく、肌状態に合わせたケア意識の高まりにつながっている可能性があります。
・カサつきがなくなる:41.3%→41.3%

③ 「毛穴や日焼け止め落ちなど“落とす力”」も評価している
日焼け止めは近年使用率が上がっている一方で、「きちんと落とせているか不安」という声も多いといわれています。使い分け男子は洗顔を“ただの習慣”ではなく、目的を持ったケアとして捉えていることがうかがえます。
・日焼け止めが落ちる:22.8% → 38.3%
・毛穴ケア     :27.7% → 42.6%

④ 「ニキビケア」は差が小さいが、半数近くが実感している点は注目ポイント
ニキビケアの実感は、差が小さめですが、これはニキビが生活習慣やホルモンバランスなど複数要因に左右されるため、洗顔だけで劇的に変化しにくい悩みであることも背景にあるかもしれません。
・ニキビケア    :45.1% → 48.9%

★今回の結果から、洗顔料を2種類以上使い分ける男子は、
洗顔料を使い分ける男子高校生は、洗顔にとどまらず化粧水や日焼け止め、ニキビケアまで実践率が高いことが分かりました。ニキビ予防や紫外線対策、さらには身だしなみ意識へとつながる入口になっており、効果実感を通じて次のケアへ進む“成長スイッチ”になっているように感じられます。

谷 都美子

#男子高校生 #身だしなみ #スキンケア #洗顔