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Cosmetic Science最新のトピック

客員教授からの
お知らせ

トピックス2026.04.30

渡辺啓先生が、日本化粧品技術者会SCCJの第5回化粧品技術専門講習会で講師を務められました。

少し前のお話になりますが、226日に日本化粧品技術者会SCCJ主催の、第5回化粧品技術専門講習会が開催され、武庫女の化粧品製剤科学教室の渡辺啓先生が、講師を務められました。今回の第5回専門講習会は、夏に開催した実践講習会同様、東京と大阪で同時開催し、東京会場129名、大阪会場95名、合計224名が参加されました。東京会場には、元花王で現在日光ケミカルズにおられる、化粧品業界における界面化学の重鎮、鈴木敏幸先生が、大阪会場には、我らが渡辺啓先生が講師として参加され、2会場をリモートでつないで先生方の講義を対面とリモートで受講するという形式でした。私は部会OGとして、お昼のお弁当配りのお手伝いに行ってきました。

東京会場で講義をされた鈴木敏幸先生は、1982年にパリで開催された、国際化粧品技術者会連盟(IFSCC12th Congressで、日本人として二人目のAwardを獲得された、レジェンドで、コロナ禍前の2019年の第4回専門講習会でも講師を務めていただきました。個人的なことですが、私の神戸大学の修士論文に、鈴木先生が花王におられる時に開発された「めぐりズム」のケーススタディを盛り込ませてもらうにあたり、取材をさせていただきました。今でも後輩の私たちのために、情報を提供してくださっています。

大阪会場で講義をされた渡辺啓先生は、皆様も良くよくご存じのように、長年資生堂で活躍され、SCCJ誌の優秀論文賞を複数回受賞され、2023年から武庫女に赴任されました。界面化学を利用した新規剤形のクレンジングなどを相図を利用して数々の処方を開発されています。関西にこられて、すっかり馴染んでおられるようで、流暢な大阪イントネーションも披露され、和気あいあいな講義になりました。

受講者からは、「基礎から実践まで網羅された講義で満足した」や「お二人の先生の失敗談が良かった」「界面化学の理解が進み、苦手意識がなくなってきた」などの声があったそうです。講義の内容などはSCCJのホームページに開催リポートが書かれていますので、そちらをご参照ください。
SCCJ公式:第5回 化粧品技術専門講習会 「乳化・可溶化・液晶講座」 ~理論と実務をつなぐ化粧品の界面化学を一日で学び尽くす!~

この専門講習会は、私が以前、部会長を務めていた2017年に、今も客員教授でご一緒している前山薫先生をはじめとしたメンバーと大阪で初めて開催し、コロナ禍での休止のあと、現在の部会長のTOAの徳永俊輔さんが中心となり頑張って再開してくださいました。我々の想いを受け継いで、続けてもらえることは、本当に嬉しいことです。(南野美紀)