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客員教授からの
お知らせ

トピックス2026.07.26

武庫女名物 化粧品開発論×美容業界論 合同企画発表会 2026報告

美容業界論(経営)と化粧品開発論(薬学)の第5回合同企画発表会を、7月24日(金)に武庫女の公江記念館の大講義室で開催しました。今年は、経営学部から8企画、薬学部から7企画、合計15の企画が発表されました。

本年度の化粧品企画合同発表会は、経営学部・薬学部双方の強みが互いに影響し合い、例年にも増して新規性の高い発表が揃った印象でした。学生さんからは、異なる専門性に触れることで新たな視点が得られたという声が多く、経営学部は薬学部の成分・根拠に基づく企画の深さを、薬学部は経営学部のマーケティング視点や伝え方を学ぶ機会となったようです。どのチームも若い世代ならではのリアルな悩みを丁寧に捉え、むくみ・赤み・ストレスなど今年特有のテーマが多く見られた点も特徴的でした。

 業界のゲストの方々には、学生の発想力や着眼点の豊かさ、アンケート解析の精度向上を高く評価していただきました。また、文系・理系の枠を超えた企画が増え、学部間の差が縮まりつつあることへの驚きの声も寄せられました。さらに、今回発表のあった企画を「商品化したい」「参考にしたい」といった声も複数あり、学生の提案が実務者にとっても刺激となっていることを実感しました。

私は今年、薬学部の学生を指導するにあたり、例年とは違い、現在の技術に縛られすぎないよう意識しつつ、最新技術の延長線上で“実現可能な未来”を予測しながら、学生さんの企画にアドバイスをしてきました。その結果、今年は例年以上に“とがった企画”が多く生まれ、学生の発想力が大きく解放されたと感じました。この点については満足した結果になって安堵しています。一方で、こうした革新的な企画は、韓国であればすぐに商品化するのだろうなぁ~と思うとともに、現在の日本の化粧品メーカーでは実現までに時間がかかるだろうなぁ、いや、商品化できない可能性すらあると感じてしまいました。なので、発表会の最後に業界のゲストの方々に向けて、「こうした新しい企画をいち早く商品化できるようにするのは、我々業界側の責務ではないか」と提言をさせていただきました。学生の柔軟な発想と、業界の技術・体制が結びつくことで、日本の化粧品開発はさらに前進できることを確信した一日でした。

最後になりましたが、お忙しい中、合同発表会に参加いただいた15名の業界ゲストの皆さま、懇親会に参加いただいた皆さま、アンケートにご協力いただだいた多くの皆さまに心より感謝申し上げます。近日中に今年のM-COSMIC 企画大賞2026の発表を致しますのでお楽しみに。(南野美紀)