Prof コラム2020.08.07
黄ぐすみ研究
皆さんご存じのように、肌色はメラニン色素や真皮を流れる血液のヘモグロビンなどの色素に支配されます。しかし、年齢を重ねると肌が黄ぐすんで見えるようになることがあります。その要因として真皮のコラーゲンなどがカルボニル化という酸化修飾が生じていることが分かっています。
最近、加齢した線維芽細胞そのものも黄色くなることが発見されました。岡山理科大学 安藤秀哉先生のグループからの論文が日本香粧品学会誌 44(2), 92-98, 2020 に掲載されました。この研究には、化粧品科学研究室 吉田萌生先生の貢献もあり、共著者にお名前が入っています。美しい素肌の実現に向けて、さらなる新発見を目指しましょう。