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Cosmetic Science

客員教授からの
お知らせ

トピックス2022.04.27

【国内講演】化粧品とビジネスアライアンス 2022年度版

昨年に引き続き東京理科大学オープンカレッジビジネス講座の講師を引き受け、4月23日(土)に「化粧品とビジネスアライアンス」というタイトルの講演を行いました。昨年は自宅からのZoomでのライブ発信でしたが、今回はリアルとオンライン併用のハイブリッド発信ということで、飯田橋の会場に足を運ぶこととなりました。とはいえ、まだコロナが終息していないこともあり会場での受講者は3名で、事務局からは20数名のご参加と伺っていましたので残りの方々は全員オンラインだったようです。講演は原則マスク着用のままということで、90分の講演中流石に後半は息苦しさも感じたのですが、やはり現場で少数とはいえ、受講者の方々のお顔を拝見しながらの講演はやり易くかつやりがいがあるとつくづく思いました。

講演の内容は、我々の化粧品業界でも脱自前主義がどんどん進み、何でも自社だけで解決しようとせず、異業種とのコラボ(アライアンス)を通じ、より斬新なイノベーション(化粧品・化粧技術)が生まれていること、そしてその幾つかの成功事例並びにその過程での数々の成功の原因となったポイントにつき解説しました。コロナの蔓延で始まった、ここ数年の世界情勢の劇的な変化の中では、脱自前&異業種のコラボレーションを効果的に進めることが重要になってくるのではないかというお話しをしました。

さらに一昨年の第1回武庫川コスメティックサイエンスフォーラムでの講演「世界に羽ばたく日本の化粧品サイエンス」の中でお話しした「技術の翻訳」の重要性についても説明し、講演後の参加者の方々のコメントでその部分について「なるほど!と思った」という言葉を複数いただきました。何はともあれ、ノーマスクでソーシャルディスタンスのことも気 にせず、多数の受講者の方々の前でお話ができる日が一日も早く訪れることを願って止みません。(神田不二宏)