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客員教授からの
お知らせ

トピックス2024.06.20

『化粧品の科学技術史』南野美紀 東京理科大オープンカレッジで講義しました

先日の神田先生に続いて61日に東京理科大のオープンカレッジで『化粧品の科学技術史』の授業を行いました。今年もハイブリッドでの開催でしたが、理科大生の受講が昨年に比べて格段に多く、化粧品に興味のある大学生が理科大にも増えたのが嬉しかったです。

学生時代、日本史も世界史も全くやる気にならず理系に進んだ私ですが、化粧品に長く従事していくうちに、お客様の嗜好の変化が文化や社会情勢などにより多く変化する転換点を何度もみることになりました。そして、歴史からたくさんのヒントが得られることに気がつき、歴史から学ぶという言葉の深い意味を理解できるようになりました。

様々な学問分野にまたがる化粧品科学における商品開発は、これからの他の産業の開発のお手本になるのではないか?と思っています。技術がお客様のニーズで変化していくという点でも最前線を進んでいるのが化粧品といっても過言ではないと思っています。今は主に日本の近代化粧品技術史を探っていますが、世界の化粧品技術史についても調べて行きたいと思っています。

 東京理科大オープンカレッジの化粧品関連の講座(サイエンス講座)には、数多くの化粧品のプロが講義をしておられ、本年3月に本学で開催され好評であった 第3回 武庫川コスメティックサイエンスフォーラム「美を極める処方技術の最前線」で基調講演をしていただいた、東京理科大教授の酒井秀樹先生が7月13日に「化粧品の基礎:界面化学」のご講義されます。それに加えて8月3日には我らが菅沼薫先生も「化粧品の評価」についてご講義されます。会場とWebのハイブリット開催ですので、興味のある方は是非ともご受講ください。(南野美紀)