トピックス2024.09.17
IFSCC 2024 イグアス大会まであと1か月!口頭発表のプログラムが公開されました。
化粧品分野で最大の国際学術大会IFSCC Congress。今年はブラジルの化粧品技術者会が主催で世界三大瀑布で有名なイグアスで10月15日から開催されます。開催まで1か月に迫り、口頭発表のプログラムが公開されました。
IFSCC 2024 口頭発表のプログラム
本年度のIFSCC Congress では83報が口頭発表に選ばれています。IFSCCの学術大会は、毎年400報を超える発表があり(昨年のバルセロナ大会は444報)、その中から新規性や実験内容、業界への貢献度などをもとに主催者の化粧品技術者会が選別し、口頭発表にふさわしいと判断したものが選ばれます。
今年の口頭発表の国別発表数は、開催国であるブラジルが19報と最も多く、次いでフランスが16報、中国が14報と続きます。日本は昨年のスペイン大会では16報でしたが、今年は10報にとどまっています。中国の躍進がすごいので、中国の研究トレンドを知る上でも中国からの発表が楽しみです。
会社別の発表数を見ると、例年どおりロレアルが5報と最も多く、次いでブラジルのサンパウロ大学、ブラジルの化粧品メーカーのGrupo Boticário、そして韓国のCosmax社が4報と続いています。例年、ロレアルに次いで口頭発表数の多い、日本の資生堂は2報にとどまっています。中国勢としては中国の老舗化粧品メーカーのPechoin社が2報発表されます。注目すべきは、ロレアルだけでなく、韓国のCosmax社が複数の国から口頭発表することです。Cosmax社は既に日本にも進出していますので、彼らの発表にも注目したいと思います。
とにかく行くだけで2日かかる地球の裏側(ブラジルから見ると日本が裏側💦)ですが、頑張って行ってきます。ネットの都合でどこまで現地からレポートを送れるか疑問ではありますが、いろいろな方々のお力を借りながら情報を流せればと思っています。
なお、帰国後に昨年に引き続き、IFSCCイグアス大会の総括のセミナーを開催いたしますので、お楽しみに!またご案内します。(南野美紀/神田不二宏)