トピックス2026.01.06
今どき 男子高校生の美容意識! その④ 使用洗顔料の満足度
使用している洗顔料の満足度85.6%、それでも残る“違和感”とは?
男子高校生の洗顔料に対する満足度は85.6%、女子高校生の満足度は94.1%です。
数字だけを見ると、男子高校生も「かなり満足している」と感じる結果です。実際、洗顔は男子高校生の日常習慣として定着しており、清潔意識も確実に高まっています。しかし、データを少し深掘りしてみると、見過ごせないポイントが浮かび上がってきました。肌質別に見てみると、満足度が低いのは下記の2タイプです。
■混合肌:15.4% ■脂性肌:10.7%
皮脂が多くテカリやすい混合肌・脂性肌は、男子高校生に多い肌質です。にもかかわらず、ここで満足度が下がっているということは、「しっかり洗っているのに、悩みは残っている」という“もどかしさ”がみえてきます。
興味深いのは、「肌悩み」と「満足度」の関係です。
洗顔料の満足度で、ネガティブが多いのは、■日焼けが悩み:17.7% ■乾燥が悩み:15.5% ■毛穴が悩み:13.1%の順になっています。
日焼け・乾燥・毛穴の悩みは、以前なら「女子の悩み」と捉えられがちだった項目です。しかし、今どきの男子高校生は、日焼け後のヒリつきや、洗顔後のつっぱり、毛穴の目立ちにしっかり気づいています。言い換えれば、“肌トラブルを自覚し始める入り口”に立っているといえるでしょう。
■日焼け:紫外線による肌変化が洗顔行為のみでは改善されないにもかかわらず、その解決を洗顔料に期待している可能性を示唆
■テカリは抑えたいけど、乾燥はしたくない
■毛穴は気になるけど、刺激は避けたい
ここで見えてくるのは、洗顔料に求められる役割の変化です。従来の洗顔は、「皮脂や汚れを落とすこと」が最大の目的でした。今どきの男子高校生は、少し高度な期待が生まれているように思われます。満足度85.6%という数字の裏側には、「もっと良くなるはず」という期待の芽が潜んでいるのではないでしょうか?
これからの洗顔に求められるもの
今回の結果から感じるのは、洗顔料はもはや「汚れを落とすだけのアイテムではない」、ということです。 これからは、洗うことがスキンケアの第一歩になる。そんな価値をわかりやすい言葉で伝えていくことが重要になってきます。男子高校生は、もう何も考えずに顔を洗っているわけではありません。だからこそ、洗顔の“その先”をどう提案するかが、次の満足度を左右する鍵になるでしょう。
その洗顔料を誰が購入したかを追求してみると、更に面白い結果見えてきました。
自分で購入した場合は、洗顔料の不満足度2.6%に対し、親や兄弟等が購入した場合は、不満足度が11.2%であるという結果です。
男子の場合 *自分で購入=「目的意識を持って選んでいる」可能性が高いと考えられます。
■ニキビを何とかしたい ■皮脂やテカリが気になる ■友人やSNSで情報を得ている
このように「自分の肌悩み:体感的なわかりやすさ重視」と「製品特性」が合致しているため、➡ 使用後の納得感が高く、不満足度が低い(2.6%)
*親や兄弟が購入=本人の肌質や悩みが十分反映されず、「とりあえずこれでいいでしょう」・「肌にやさしければOK」という選択になりやすく、➡ 家族が購入した場合には、「肌悩みや使用感の期待」との乖離が生じやすく、不満足度(11.2%)の上昇につながっていると考えられます。
◆自分で選んだもの → 多少の不満があっても「まあ、こんなもの」と受容
◆他者が選んだもの → 小さな不満も「合っていない」と感じやすい 男子においては、自ら洗顔料を選択した場合、製品機能そのもの以上に「自己選択による納得感」が満足度に強く影響していると考えられます。
*女子では購入者による満足度差は、ほとんど認められません
女子の場合、日常的なスキンケア関与度が高く、親・兄弟との選択基準が近いため、評価が安定している可能性が考えられます。
「男子向け洗顔料は、本人が“選びたくなる設計・売り場・情報提供”が重要」というマーケティング示唆をしていると考えられます。 (谷 都美子)
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