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トピックス2026.01.12

環境と健康をつなぐ科学 — 伊勢志摩の海をフィールドにした産官学連携研究 —

来る2月14日(土)、三重県伊勢志摩地域において、海洋環境を対象とした産官学連携による研究成果発表会が開催されます。

伊勢志摩地域では、大学や研究機関、自治体、地域と関わりながら研究・実践を行う組織が連携し、「伊勢志摩海洋教育研究アライアンス」を形成してきました。本発表会では、海洋環境の保全や持続的利用をテーマに、環境・生態系第2回伊勢志摩海洋教育研究アライアンス成果発表会・社会の関係を科学的に捉えた研究成果が共有されます。

発表内容は、藻場の変化や海洋生物多様性の評価、資源循環を意識した取り組み、ブルーカーボンなど多岐にわたります。これらはいずれも、海洋環境の変化が生態系だけでなく、人の健康や地域社会の持続性にどのように影響を及ぼすのかという観点につながるテーマです。

また、本会では、伊勢志摩の海をフィールドに、1990年代から環境負荷低減や資源循環に取り組んできた立場からの報告も予定されています。近年、SDGsが広く知られるようになりましたが、これらの取り組みはその考え方が一般化する以前から続けられてきたものであり、本発表では、約30年にわたる実践を研究的視点で振り返り、その到達点ともいえる成果が紹介されます。長期的な環境の変化を見据えた取り組みが、どのように社会実装へと結びついてきたのかが語られます。

薬学部で学ぶ皆さんにとって、環境問題は一見すると専門外に見えるかもしれません。しかし、水質や生態系の変化は、人の健康や医薬品、予防医学、環境リスク評価と深く関わっています。本発表会は、薬学的視点を社会や環境の課題へと広げ、科学がどのように地域や人々の生活を支えているのかを考える良い機会となるでしょう。

専門分野を越えて、環境と健康、社会とのつながりを知る場として、ぜひ注目してください。

                                      前山 薫

開催概要

  • 日時:2026年2月14日(土)13:30〜16:00
  • 会場:鳥羽商工会議所「かもめホール」
  • 主催:伊勢志摩海洋教育研究アライアンス
  • 参加費:無料(要事前申込)