トピックス2026.03.12
今どき、男子高校生の美容意識とは? その⑥
洗顔方法について【高校生の6割が知らない】衝撃の事実
「毎日ちゃんと洗顔しているのに、なぜかニキビができる。」 そう感じている高校生は少なくないでしょう。でも、その原因は『洗顔料』ではなく“洗い方”かもしれません。実際に高校生を対象に調査すると、自分で「正しいと思っている洗顔方法」と「本当に肌に良い洗顔方法」の間に、大きなギャップがあることが分かりました。
例えば、
「ゴシゴシ洗ったほうが汚れが落ちる」
「冷たい水で洗ったほうが肌が引き締まる」 そんなイメージを持っていませんか? しかし、その“当たり前”が、肌トラブルを招いている可能性があります。
◆衝撃1:約65%が「どこから洗うか」:【順番の魔法】を意識していない Tゾーンから洗う重要性を知っているのはわずか3割強。多くの高校生が無意識に頬などの乾燥しやすい部位から洗っています。油分の多いTゾーンから泡を乗せることで、乾燥部位への負担を最小限に抑えることができます。
◆衝撃2:冷たい水派が6割以上!「ぬるま湯派」は少数派:【温度の科学】 冷たい水よりもぬるま湯が良いことを知らない層が6割以上。皮脂の融点(溶ける温度)を考慮すると水ではなく「人肌より少し温度が低めのぬるま湯(30〜34℃程度)」が汚れを落としやすく、肌にも良いと言われています。
◆衝撃3:男子の2人に1人が「ゴシゴシ洗い」を正義だと思っている:【摩擦の法則】 女子(35.3%)に比べ、男子(51.0%)は「強く洗えば落ちる」という誤解が根強くなっています。ゴシゴシ洗い・こすりすぎはバリア機能を破壊して、肌荒れやニキビ悪化の最大要因です。一方、キメ細かい泡は肌と手のクッションになります。泡で洗うことで肌をこすらない「摩擦レス」が可能になるなど泡の役割を認識することが大切です。
この結果を、レーダーチャートにしてみると、男女の弱点が一層明らかになりました。
なぜ知らないのでしょうか? 理由1:自己流の洗顔が多い
親から教わる機会が少なく、親自身も正しいやり方を習ってない。 理由2:SNS利用は多いが、SNSでは正しい洗い方情報が少ない 「やり方」より「商品情報」が多い 理由3:朝は時間がない
泡立てやすすぎを簡略化してしまう
高校生の洗顔料選びにおける「情報の入り口」が男女で大きく異なっていることもわかります。
◆女子高校生:1位「SNS」:51.6%、2位「友人・知人・家族の意見」:39.9%となっており、デジタル全盛の時代にあっても、強力な背中押しは、身近な口コミであることが分かります。また、全ての項目において、女子は男子よりもより多くの情報を収集しています。 ◆男子高校生:1位「SNS」:23.1%・2位「テレビ」:20.8%・3位「友人」:20.3%が横並びに重視されています。注目すべきは「製品のパッケージ(10.5%)」が、「Webサイト」や「クチコミサイト」を上回っている点です。情報を深く検索するよりも、店頭での直感や視覚的な分かりやすさが、男子の購買行動を左右する鍵と考えられます。 ◆男女共に:テレビCMはまだ生きている? 男子高校生の情報源1位の「SNS」に迫る2位は、「テレビ番組・CM」になっています。 ■「美容家・医師」や「雑誌」の影響力は5%前後と極めて低く、現代の高校生は、遠くのプロより近くの信頼できる人の意見を求めているようです。
洗顔は、誰もが毎日行う習慣でありながら、「洗顔方法を正しく教わる機会」は意外と少ないものです。洗顔の基本教育にはまだまだ大きな余地があります。 今回の結果は、「洗顔の知識の差が、肌の差になる」といえるでしょう。Tゾーンの洗い方や、ゴシゴシ洗顔を止めるなど、このルーティンを少し変えるだけで、高校生の肌はもっと輝くのではないでしょうか。(谷 都美子)


