トピックス2026.06.22
インドネシア(Jakarta)レポート「グローバル感覚」シリーズ
2026年5月6日から8日にかけて、インドネシアの首都ジャカルタで化粧品産業展ICIが開催されました。私はこの展示会に参加し、その後も現地の化粧品会社を訪問する機会を得て、合計で約9日間、インドネシアの首都圏で過ごしました。滞在中、ジャカルタという都市の規模や活気に圧倒されました。人口は1,000万人を超え、都市圏では約4,200万人とも言われる世界最大級のメガシティです。街には若い人々があふれ、エネルギーに満ちており、経済の成長を肌で感じることができました。
展示会では、日本から多くの原料メーカーや商社が参加し、現地企業に向けて積極的な提案が行われていました。インドネシア市場の拡大を見据えた動きが非常に活発であり、日本企業にとっても重要なビジネスチャンスが広がっているこ
とを実感しました。現地企業との面談でも、今後の市場成長への期待や、新しい価値を求める姿勢が強く印象に残りました。
その後帰国し、今度は東京・大手町で開催されたSCCJ総会に参加しました。さらに翌日、東京駅から銀座まで歩いてみました。整然とした街並み、インフラの充実、そして成熟した都市の落ち着き。どれも素晴らしいものであり、日本が持つ高い水準を改めて実感しました。
しかしその一方で、ジャカルタで感じた勢いとの違いに強く考えさせられました。どちらが優れているという話ではありません。重要なのは、「全く異なる成長段階と価値観を持つ世界が同時に存在している」という事実です。そして、その違いを実際に見ることではじめて、自分の立ち位置やこれからの可能性に気づくことができます。
大学生の皆さんに伝えたいのは、「できるだけ早いうちに海外を見るべきだ」ということです。ニュースやインターネットの情報だけでは、世界の本当の姿は分かりません。現地の空気、街の匂い、人々の表情、そうした五感で感じる経験こそが、自分の視野を大きく広げてくれます。
これからの時代、ビジネスも社会もますますグローバル化が進みます。日本だけの価値観で考えるのではなく、世界の中で日本を捉える視点が求められます。そのためには、実際に海外に足を運び、自分の目で見て、自分の頭で考えることが何より重要です。
ジャカルタと東京、その両方を短期間で体験したことで、私は「世界は想像以上に広く、そして変化している」と強く実感しました。この気づきこそが、次の行動につながる第一歩になります。ぜひ皆さんも一度、日本の外に出て、自分自身の可能性を広げてみてください。(前山 薫)