Prof コラム2024.03.12
武庫川コスメフォーラムを開催して感じたこと
こんにちは。化粧品研究室の渡辺です。
今回で第3回目となる武庫川コスメフォーラムを3月8日に開催しました。
講演者の先生方
テーマは「美を極める処方技術の最前線」としました。
【開催にあたって工夫した点その1】
講演者の先生には研究が活用された製品の紹介をお願いしました。普通の学会主催のセミナーとは一味違い、研究から成果の社会実装までが良くわかる内容になったのではないでしょうか。
【工夫した点その2】
Web配信中心であったセミナー類も、最近は対面にしながらWebの良さも残すものが多いように感じます。これを見習いハイブリッド開催にしました。参加者は化粧品業界の研究員の方が中心です。会場で110名、Zoomで210名の方が参加されました。
会場には満員となる110名が参加
資生堂 池田智子先生による「落ちない口紅」に関するご講演風景
花王 加賀谷真理子先生による「こすらず落とせるメイク落とし」に関するご講演風景
池田先生による「落ちない口紅」と加賀谷先生による「こすらず落とせるメイク落とし」はどちらが強いのか!?そんな議論も期待しましたが、残念ながらそのような質問はありませんでした。
【工夫その3】
フォーラムの開始前に講演者、客員教授の先生方と学生の希望者15名が、キャリア形成のディスカッションを行う昼食会を開催しました。就職後のキャリアを身近なものに感じ、モチベーションが刺激されたようで、フォーラムでは熱心にメモを取りながら聴講し、先生を質問攻めにする様子が印象的でした。「積極性」を研究室所属学生の行動規範の一つとしているわたしも、この光景は嬉しかったです。
キャリアトーク会場風景
休憩時間に先生を質問攻めに
【工夫その4】
何といっても懇親会を開催したことです。本学と包括連携協定のある日本盛様の酒蔵併設レストランをお借りしました。60名の方にご参加いただき、「生しぼり原酒(火入れを一度も行わないタンクから出したばかりの原酒)」を堪能いただきました。わたしは以前より、学会の一番大事なイベントは懇親会であると考えています。この懇親会に端を発し、新しい化粧品技術が生み出されるのが楽しみです。
平尾特任教授による乾杯のご発声
客員教授の先生方からのご挨拶
本フォーラムの開催にご協力いただいた化粧品研スタッフ、客員教授の先生方を始めとしたMーCOSMICスタッフ、協力してくれた学生の皆さんに感謝申し上げます。
終了後、全員でパチリ
渡辺(化粧品科学研究室 教授)