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Cosmetic Science

客員教授からの
お知らせ

トピックス2022.09.06

化粧品開発論 アンケート御礼

化粧品開発論のアンケートにご協力ありがとうございました。合同発表会の後、燃え尽き症候群になってお礼が遅くなってしまいました。皆様のご協力のおかげで、薬学部の5チーム・6本のアンケートに、のべ758名の皆様にご協力いただき、良い教材になりました。

【アンケート一覧】
 A
:眉毛用化粧品に関するアンケート
 B:理想のまつ毛に関するアンケート
 C:下まぶたメイクに関する調査
 D:アイシャドウに関するアンケート
 E:入浴中に使用できる二の腕や背中のケア商品に関するアンケート
 F:コスプレに関するアンケート

学生が実施したアンケートですので、回答者の大多数は武庫女の学生でZ世代!武庫女の学生の周辺の回答者群という狭い範囲での、大きくない規模のアンケートではありますが、解析を進めていくとこれからの化粧品のニーズがそれなりに見いだせるような気がしています。
たとえば・・・『メイクの仕方の情報はどこから得ていますか?』という設問では若者世代は圧倒的にYouTubeInstagramが多く、30歳代以上では従来の「販売員からの情報」や「雑誌からの情報」の比率が高まってきます(下図)。

メイクの方法などはYouTubeの方が絶対わかりやすいですし、店舗にいる美容社員さんは自社の化粧品を使ったメイク法しか教えてくれないので、いろんな化粧品を紹介しながら、メソッドも教えてくれる動画は楽しいですよね。もともとメイクは楽しむものなので、YouTubeでメイクの可能性が広がるのは化粧品メーカーにとっても良いことだと思います。広告宣伝費を確保できないスタートアップ企業や中小零細企業にも昔よりはチャンスが広がっているのでは? Buzzる化粧品づくりはそう簡単ではないですが、私が化粧品業界に入った1980年代後半は、化粧品は楽しむものという考えが当たり前で、いろんなメーカーから、今の韓国コスメのようなワクワクするような化粧品が多く出ていたように思います。日本経済の翳りとともに楽しさを忘れてしまった日本の化粧品業界!韓国や中国コスメに置いていかれないために、私に何かできないか??思案中です。(南野美紀)