閉じる

Cosmetic Science

客員教授からの
お知らせ

トピックス2023.04.04

南野美紀の還暦を祝う会を開いていただきました💕

私ごとで恐縮ですが、本年325日に還暦を迎えまして、日本化粧品技術者会(SCCJ)でご一緒させていただいた皆さまを中心に、これまでお世話になってきた化粧品業界の皆さま70名にお集まりいただきお祝いのパーティー「りぼん(Re-born)会2023」を開催していただきました。この3年はコロナで集まることができませんでしたが、当日はマスク規制もなくなり、皆さまと久しぶりにお会いできて大いに盛り上がりました。
この場をお借りして、ご参加いただいた皆様に感謝を申し上げます。

菅沼先生との2ショット

赤い振袖を着て、Queen の♪I was born to love you という曲を歌いながら入場するという暴挙に出ましたが、皆さま暖かく見守っていただき楽しい時間を過ごすことができました。発起人の菅沼薫先生のご挨拶から始まり、SCCJ会長の吉田克典氏からのご祝辞、SCCJ国際委員長の山本芳邦氏の乾杯のご発声、そして参加された皆さまと過ごした日々をまとめたビデオの上映や、あらかじめ頂いていた質問に答えるコーナーなど盛りだくさんな会でした。

質問コーナーではいろいろな質問にお答えしたのですが、特に印象に残ったことは、佐賀大学の徳留嘉寛先生からの「これからの野望は?」という質問に、「野望=分不相応な望みといえば…部外品制度をちゃんとしたい」と答えたところ、一部の方々から大きな拍手をいただいたことです。加えて「授業で説明するのホント難しくて…」と続けると、いろんな大学で教授や非常勤講師をされている先生方が大きく首を縦に振られていました。日本の大手化粧品会社は、現在の複雑で部分的に不合理な部外品制度を活用して売上を上げているので、現在の医薬部外品制度の闇を憂いているのが私だけでないことに正直驚きました。
二次会でもこの話題に花が咲き、「一般の人に説明しにくい制度って改善した方が良いですよねー」「このままだと日本だけが世界から隔離されてしまう」ということで意見が一致しました。とはいうものの、みんな、どうにかならないものですかねーっと言うばかりで、なす術なし!という感じです。どなたか然るべき立場の方々、動いてくださいませんかね~?

りぼん会の話に戻しますと、せっかく多くの業界の方々にお集まりいただいたので、武庫女の宣伝もしっかりさせていただきました。
4年に渡り武庫女化粧品科学研究室で研究の基盤を作って下さり、今春退官の平尾哲二教授のご挨拶のあと、准教授の仁木先生から平尾先生の最終講義のご案内をしていただき、最後に新任の渡辺啓教授にもご挨拶していただきました。そして客員教授で今回のりぼん会の企画をして下さった菅沼薫先生と神田不二宏先生、実習を担当していただいている岩瀬コスファの今村徹さん、今年から非常勤講師を務めていただくミルボンの伊藤廉さんにもご登壇いただき、参加した皆様に、これからの武庫女の活動に期待していただくようお願いしておきました💕私もまだまだ、化粧品業界を目指す学生さん、業界の若手技術者の皆様のために頑張りたいと決意を新たにしました。今後ともよろしくお願いいたします。(南野美紀)

ご参加していただいた皆様 ありがとうございました