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客員教授からの
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トピックス2023.04.22

パンデミックは日本の化粧品業界にどのような影響を与えたか? 6月開催のIPCE Conference の広報!

昨年末お伝えした6th IPCE(Intercontinental Personal Care Excellence) Conferenceがいよいよ再来月(6月)にイタリアのサルディーニャ島で開催されます。

IPCE復活!第6回IPCE大会の開催地はイタリアのサルディーニャ島です

ようやくプログラムも確定し、広報活動が始まっています。今日は、最近Teknoscienze社のHPC Todayというパーソナルケア関連の雑誌に掲載された第6回IPCE大会の事前PR記事について紹介します。この記事では来たる本大会の運営者の何人かのインタビューが紹介されており、その中には私も含まれています。各運営者は個別の質問を受け、それに対して返答するというものです。私は南野先生とともにアジア地区の担当(発表演題の選定)ですので、私に向けられた質問は「パンデミックの3年間は日本の化粧品業界にどのような影響を与えたか?」というものでした。この件は南野先生の方が遥かに詳しいので、彼女に回答を考えていただき、私は単に指定の単語数の中で英語にまとめさせていただきました。記事を要約すると、日本は昔から風邪を引いたときには人に移さないようにマスクをする文化が根付いており、それゆえに法制化されなくても大多数の人が公衆ではマスクを着用し、マスク着用が個人の判断に委ねられた最近でも外す人は少なく、皮肉にもそれがメーキャップ化粧品の売上を抑制している事実があり、欧米とはそこが大きく異なる、というものです。また、昨今の化粧品原料価格の高騰はポストコロナ化粧品開発のための好機と捉えることもできることにも触れています。詳しくは記事をご覧ください。https://www.teknoscienze.com/Contents/Riviste/Sfogliatore/HPC2_2023/32/

確かに最近は新幹線や在来線も利用客はコロナ前に戻りつつあるものの、乗客でマスクを外しているのはまだ1割程度ではないかと考えられます。一方、ジワジワと第9波が訪れているという話を聞くと自分はなかなかマスクを外せないでいますし、改めてマスク着用と化粧品の売上の間には微妙なトレードオフが存在することを認識する次第です。(神田不二宏)

6th IPCE Conference プログラムのリンク