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トピックス2019.09.21

【学外講義】第2弾 人の「におい」は個人認証の手段となり得るか?

神田先生の「においが個人認証になり得るか?」の第2弾。8月29日に再びノバテック社を訪れ、佐治一路社長と技術担当者2名、そして今回は化粧品業界の香料分野で知らない人はいない山本香料社長の山本芳邦博士も加わり、実用化の可能性について議論がなされました。
山本香料は化粧品に使われる香料つまり「良い香り」を扱っていますが、山本社長は「変な香り」にも造詣が深く、リクエストに応じて愛犬の肉球の臭いや、おじいちゃんの枕のにおいの再現し、「探偵ナイトスクープ」などのテレビ番組でも活躍されているちょっとした有名人です。
今回の議論では、人体臭を単独で個人認証の指標とすることは「感度」「再現性」など課題が多く、現時点での実現性は難しいものの、他の個人認証技術との組み合わせは検討の余地があるかもしれないという結論に至りました。個人認証にとらわれずに「におい検知」「よい香り」を含めた嗅覚関連全般という大きな枠で捉えれば、ビジネスチャンスはあるのでは?ということで、今後はノバテックさんと山本香料さんで、さらに検討を進めることになりました。実現するか否か?とても楽しみです。

変な臭い好きな山本芳邦社長と神田不二宏先生