トピックス2024.01.31
日本化粧品技術者会 第1回学術大会報告!
77年の歴史のある日本化粧品技術者会は、現在、新しい時代に向けて変革をはじめていて、これまで89回続いた最新の研究成果を議論する「研究討論会」を一新して、昨年から学術大会として生まれかわり、第1回日本化粧品技術者会学術大会は「What’s next for SCCJ? 未来を紡ぐ多彩な化粧品技術」というテーマを掲げ、昨年12月5日~7日の3日間、埼玉のソニックシティで開催されました。SCCJ公式報告はこちら!
口頭発表は2会場に分かれて3日間で36報、ポスター発表は61報と合計97報の最新研究が発表されました。さらに第1回を飾る特別講演として、2002年にノーベル化学賞を受賞された株式会社島津製作所 エグゼクティブ・リサーチ フェローの⽥中 耕⼀先生から、「化粧品を含む様々な分野に展開される質量分析」についてご講演がありました。
実は武庫女客員教授の神田不二宏先生のご専門も質量分析ということから、田中耕⼀先生がノーベル賞を受賞される前からのお知り合いで、ご講演の後、久しぶりに再会されて楽しそうにお話しされていました。この他、本年度のSCCJ優秀論文を受賞された我らが渡辺啓先生の受賞記念講演もあり、盛沢山の充実した学会となりました。渡辺先生の受賞講演の様子と武庫女からポスター発表された前園さんの発表の様子はまた改めて紹介しますね。
2024年の第2回学術大会は11月18日~20日の3日間神戸国際会議場で開催されます。学生さんは、たぶん3000円くらいで参加できますので、武庫女からも多くの学生さんに参加してもらいたいです!(南野美紀/SCCJ運営役員)