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客員教授からの
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トピックス2020.09.02

菅沼薫の化粧品官能評価ワンポイント講座(5)官能評価の注意点

官能評価のデザイン設計は手順が大事

 

官能評価を考える際の順番と注意点を以下にまとめます。

1 入念な化粧行動の観察を行う。

2 動かし方、力の入れ方、方向や角度、温度、圧力、速度を調べ、評価に適した条件をみつける。

3 触感を表す言葉をできるだけ数多く出し用語集をつくる。

4 使用目的に応じた方法で動作し、その時に感じる触感を用語集から選択して評価項目とする。

5 評価項目を化粧行動の順番に並べてアンケート用紙をつくる。

6 最後に総合評価点と自由意見を聞く。また、解析の際に総合点と各項目との相関を調べる。

これらの注意点を意識して、手順通りに官能評価をデザイン設計してみましょう。

 

化粧行動、指の動かすタイミングで感じる触感は異なります。下に示す図のように、手指の動きや時間の経過も意識していくことも大切です。

 

HP官能評価の注意点

HP官能評価には、触感を表す言葉をできるだけ数多く出し、動かし方、力の入れ方、方向や角度、温度、圧力、速度などを調べていきます。

 

今後の予定

  • 官能評価とは
  • 触感と感覚点
  • 触れる、触れられること
  • 官能評価試験の種類  
  • 官能評価の注意点  
  • 官能評価項目の決め方  ←次回10月はこちら
  • 官能評価尺度、程度量的表現
  • 官能評価アンケート用紙の作り方
  • 官能評価パネルの選定
  • 官能評価結果のまとめ方