閉じる

Cosmetic Science

客員教授からの
お知らせ

トピックス2023.02.19

「Zoom席描き似顔絵、新春似顔絵バトル」

2月7日は、「Zoom席描き似顔絵、新春似顔絵バトル」ということで、斎藤忍さん (顔学会企画担当理事、似顔絵TVチャンピオン、尚美学園大学講師)による趣旨説明のあと、似顔絵作家の宇田川のり子さん、 阪西明子さん、 高橋エツコさん、中野英明さん、 吉村まゆみさん、 松永伸子さんが、参加者から希望された7名の似顔絵をそれぞれ9分間で描いてくださいました。

参加者から希望された7名の似顔絵をそれぞれ9分間で描いてくださいました。

モデル(宮永理事)を描いた似顔絵の一部

通常、似顔絵の席描きはモデル1人(あるいは数人)を1作家が描くことが普通ですが、今回、1人のモデルを数名の似顔絵作家が同時制作するZoom画面を通じたオンライン席描きでした。同じモデルの顔なのに、作家によって描かれた顔が、それぞれ違っていて大変興味深いものでした。出来上がった似顔絵は、モデルになった皆さんに後日送られることになっています。

似顔絵バトル

モデル(村上理事)を描いた似顔絵の一部です。それぞれに雰囲気があって楽しい!

作家の方に似顔絵を描いていただいている時間を使って、進行役の斎藤さんによる「席描きとは?」 「強い女性3人☆似顔絵のレビュー」 「各作家のSNSページの紹介」もあって、似顔絵の楽しさや深さをより感じることが出来ました。

事前にご案内していた文言に、『1人を複数の作家が描き、それぞれが違った角度、異なったアプローチによる、多様な表現の似顔絵作品が生成されることになります。モデルさんやギャラリーの皆様は、「こういう見方もあるんだ」 「こんな風に見えるんだ」 「こんな顔をすることもあるんだ」 というように、顔を、客観的、俯瞰的に見つめ直すきっかけになると思います。』とあったように、自分の顔が、周りからどんな風に見られているのか、また、自分の顔が平凡で特徴がないと思っている方も多いようですが、そんなことはないということも感じるひと時でした。

企画進行をされた斎藤さん、作家の皆さんはリハーサルを3回もしてくださったということです。大変な手間をかけていただきありがたいことに感謝ですし、オンラインでもこのようなイベントが可能なことが分かったのも、新しい発見でした。

次回は、3月14日(火)「いい顔とは何か?一緒に考えよう」ということで、討論者の一人として私も参加します。サロンに参加された皆さんも巻き込んで、楽しく議論を進めたいと思います。

顔学オンラインサロンは、夕食後に気軽に語り合う場になっています。非会員の方も無料で参加できます。ぜひご参加ください。

 

【客員教授 菅沼薫】

■次回 顔学オンラインサロン(第44回)のご案内

日時:20233月14日(火) 20時から(1時間半程度を予定)

会場:Zoomというオンライン会議システムを用いておこないます。

 

テーマ: いい顔とは何か? 一緒に考えよう

問題提起:原島 博(東京大学名誉教授)

討論者: 阿部恒之(日本顔学会副会長、東北大学教授)

馬場悠男(国立科学博物館名誉研究員)

菅沼薫(日本顔学会会長)

趣旨: コロナ禍で私たちの「顔」はデジタル化されたリモート顔となり、屋外でもマスク顔が普通になってしまいました。ここであらためて「いい顔」とはなにか、工学、心理学、哲学、人類学、動物学などの多様な視点をお持ちの4人でディスカッションし、みなさんとともに考えたいと思います。

 

顔学オンラインサロン申込み

■ 「顔学オンラインサロン」は、毎月1回火曜日の夜20時から90分、オンラインZoomで開かれています。日本顔学会の会員でなくても無料で参加できます。「顔」に関する様々な話題提供者の話を視聴したあと、参加者同士気軽に意見交換することができます。みなさまもぜひご参加くだ